三重県の新築住宅でも全館空調を取り入れることが多くなってきました。
室温がすべて一定に保たれるという点が高く評価されているのですが、反面、ダクトの中にカビが生えてくる事例があるのも間違いのない事実です。大人でもそうですが、子供部屋がこういう状態になると、喘息やアトピーを発症するリスクがにわかに高まりますので、ただこごとはありません。実は、一般的なエアコンでもカビが生えてくることがあるのです。ただ普通のエアコンであればカビが生じても機械をはずしてあたらしいものにかえれば、費用はかかりますが問題は解決します。しかし全館空調の場合は設備工事を再度やり直すことになりますので、エアコンのように簡単には行きません。室内に湿気があって冬ともなれば結露するような状態であれば、カビのリスクは避けることができないと考えるべきでしょう。全館空調だからカビが生じるというわけではないのです。
防止する対策としては、10年に一度は専門業者によりダクト清掃を行うことと、日常生活を送る中で換気を心がけることが大切になってきます。